CASE STUDY
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一般的な仕事の流れ
複数部署で連携した
道路事業の流れ
総合建設コンサルタントとしてあらゆる分野を担っていますが、複数部署間で連携して事業をすすめることもあります。調査、測量、設計などプロジェクトの一連の流れをご紹介いたします。
はじめに…
道路概略設計業務の委託契約をした後に、
社内の複数部署が連携して道路事業の測量・調査・設計を行います。
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- STEP.1
- 道路概略設計
ある地点とある地点を結ぶために、幾つか考えられるルートの中から、人々の生活に関係する社会的条件や地形・地物から受ける自然条件に対する技術的課題、更にこれらを調整・結合する経済面からの調和に配慮して、おおよその道路の位置を計画します。 このとき、ルートを検討する地形図は航空写真から地形図データを作成したものを使用します。
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- STEP.2
- 周辺自然調査
概略設計により選定されたいくつかのルートに対する周辺の自然環境について、既往資料や現地調査に基づき動植物などの生息範囲や分布状況を把握し、道路を構築することによる影響を予測し計画ルートの妥当性や課題を整理します。
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- STEP.3
- 道路予備設計
概略設計によって選定されたルートについて、周辺環境調査の結果も踏まえ地形図等を用いて比較案を作成し、最適なルートの中心線や道路の構築に必要となる用地の範囲を決定します。
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- STEP.4
- 道路詳細設計
予備設計で決定されたルートの中心線に基づき、路線測量により作成した測量調査図を用いて工事発注に必要となる設計図や数量計算書を作成するため道路詳細設計を行います。
このとき、河川と近接する区間の河川計画、橋梁設計、擁壁工などの構造物設計も並行して行い、これらの基礎地盤における地質調査結果も情報共有し、それぞれの整合が図れるように密接に連携しながら設計を進めます。
おわりに…
これらの過程を経た後に、必要な用地を取得して工事発注を行います。
CASE STUDY
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新しい技術を取り入れる取り組み
若手のアイデアを採用!
ICT技術で業務効率化
社員の声を積極的にとりあげる気風がある当社では、若手のアイデアが採用されることも。また、部署間の情報共有も活発で、ある部署で採用してうまくいった方法を別部署で応用するなど相乗効果も発揮しています。これまでとは違う新しい手法やICT技術を取り入れていくことで、業務効率があがり、働き方改革を推し進める一助となっています。
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- CASE.1
- 危険な場所でも
360°カメラで安全に計測
設計を行うためには現地状況を漏れなく把握する必要がありますが、 360度カメラのついた車両で計測することにより、より早く、より安全に画像を記録することが可能になりました。
さらに、人が立ち入って調査することが困難な自然環境の箇所でも UAVを利用して現地状況の細部まで撮影することも可能となりました。360°カメラ
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- CASE.2
- ダイバーの代わりに
水中ドローンで観察
港湾・漁船施設のコンクリートや矢板などの水中状況調査では、これまでダイバーが潜って目視で確認していました。これを水中ドローンで代用することにより、人手不足の解消や安全性の向上につながっています。
水中ドローンと水中ドローンがとった映像
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- CASE.3
- 赤外線カメラ付きドローンで
広範囲を一気に計測
当社では、赤外線カメラをドローンに搭載することで、従来は捉えられなかった地表面の温度差を可視化し、調査や設計に応用しています。例えば、道路の亀裂、クラックの可視化、による補修設計の効率化。河川の水温分布の差異を可視化することで、魚類の産卵適地推定や河床湧水の有無など、河川整備の基礎情報として利用しています。
道路 亀裂等の可視化
河川 湧水・合流における水温変化
採用に関するお問い合わせ
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- TEL:011-222-3338
/ 総務部 山家(ヤマヤ)
- TEL:011-222-3338
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